ささげって何ですか?ささげの質を高めるポイントとは
ECサイトを運営する上で欠かせない業務である「ささげ」。業務内容や重要である理由、ささげの質を高めるポイントを解説します。
「ささげ」とは
「ささげ」とは、撮影(さつえい)・ 採寸(さいすん)・原稿(げんこう)のこと。ECサイトや通販カタログなどに掲載する商品画像や説明文、キャッチコピ—、サイズなど、商品情報を作成する業務全般を指します。
■ 撮影
ECサイトや通販カタログ、Web広告、チラシなどに掲載する写真を撮影します。アパレルでは商品単体の写真だけでなく、モデルを起用したコーディネートなど、利用シーンを想起させる写真も必要です。高品質の写真を効率的に撮影するために、自動撮影機材を使用することもあります。
■ 採寸
商品のサイズを計測します。縦 横 高さだけでなく着丈、肩幅、胸囲、腹囲、袖丈など部位ことのサイズを計測することも大切です。ECは試着ができないため、細かくサイズを表記することで購入のハードルを下げることができますし、サイズ違いによる返品や交換の防止にもつながります。
■ 原稿
商品名や説明文、キャッチコピー、素材、原産地といった文章を作成します。実店舗で販売スタッフがお客様を接客するようなイメージで、商品の特徴や魅力を正確に、分かりやすく伝えることが重要です。
ささげが重要である理由
■ 売れ行きを左右
ECでは、購入前に商品を試着することができません。ECサイトの写真や説明文、キャッチコピー、サイズ、素材、原産国といった情報は、購入の意思決定に関わる重要な要素。「ささげ」のクオリティの良し悪しは、商品の売れ行きを左右します。商品の魅力が伝わる写真を掲載し、消費者が知りたい情報を伝えることで、購買意欲を喚起することがポイントです。
■ ブランドイメージにも影響
ECサイトは買い物をする場所であるとともに、消費者がブランドや商品について理解を深めるメディアの役割も担います。ECサイトに掲載する写真や文章は、ブランドコンセプトに沿ったものでなくてはいけません。ささげ業務においては「ブランドの世界観を消費者に伝える」ことを意識して素材を制作することが重要です。
ささげの質を高めるポイント
■ 撮影のポイント
商品全体の写真に加え、裏地やファスター、ボタン、ポケットといった使用感に関わる部分など、消費者が知りたいことを写真で伝えるのがポイントです。
■ 採寸のポイント
SKUが多く商品サイクルが早いアパレルECでは、計測器と無線でつながったメジャーなど最新鋭の機器を使用し、採寸業務を効率化することが重要です。
■ 原稿のポイント
商材について熟知したプロのライターに依頼すると、商品の特徴を正確に表現し、かつ、商品の魅力が伝わる文章を作成することができます。
アウトソーシングのメリット
ささげ業務は、撮影や執筆といった専門性の高いスキルが求められます。プロのカメラマンやライターを抱える代行会社に依頼することで、質の高い画像や文章を安定的に制作することが可能になります。また、EC担当者の業務負荷を減らし、マーケティングやCRMといったコア業務にリソースを集中できることも、アウトソーシングを活用するメリットです。