
Shopifyはなぜ、多くの事業者に選ばれるのか?(前編)
カナダ発のECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」。“Make commerce better for everyone”(すべての人のためにコマースをより良くしていくこと)をミッションに、170か国以上で展開し、現時点において世界で数百万の事業者に利用されています。日本では2017年から本格展開をスタート。最近では大手企業の導入も相次ぎ、ますます注目を集めています。では、多くの事業者がShopifyを選ぶ理由とは?今回はShopifyとShopify Plus PartnerであるAMSが、その魅力を詳しく紐解いていきます。
大手企業も続々と導入。その理由とは?
AMS 古田:Shopifyが日本で展開し始めた当初は、スタートアップや小規模向けと言った印象でしたが、最近では続々と大手企業の導入が目立ち始めていますよね。その理由は何かありますか?
Shopify岡村:ShopifyはECサイトを簡単に、かつコストを抑えて立ち上げられるプラットフォームとして日本でも認知されており、個人やスタートアップ、D2C、越境ECサイトなどに広く採用されてきました。そういった中で近年、年商規模が数百億円の大手企業がShopifyを導入するケースが増えている理由としては、Shopifyには規模やニーズに応じて様々なプランがあるのですが、その中でもPlusプランはカスタマイズや拡張性にも優れており、ECと実店舗を連携してOMOを推進するなど、様々なニーズに応えられることが選ばれる理由のひとつかと思います。

Shopify Japan株式会社 シニアパートナーソリューションエンジニア 岡村 純一 氏
Plusプランでワンランク上のECを実現
AMS 古田:ShopifyはもともとECに必要な機能が標準搭載されているため、そのままでも高度なECサイトを実現できますが、Plusプランにすることで、他のプランと比べて充実した機能や拡張性も増すので、BtoBや越境EC、OMOなど、EC事業者が考える「こうしたい」を実現できます。こうした点が、すでにEC事業を展開している方々にも大きな魅力として響いているところなんでしょうね。
Shopify岡村:Shopifyは今までも機能の豊富さやサーバの安定性、堅牢なセキュリティなど、さまざまなポイントを評価いただいていましたが、おっしゃる通り、Plusプランにしていただくと、さらに活用の幅が広がります。Plusプランを活用されている事業者の皆様から頂く言葉で共通しているのが、「Plusプランにしたことでやりたいことを実現できる、チャレンジできる」ということです。
商品管理や決済、プロモーション、CRM、データ分析、在庫管理、配送管理など、1万種類以上のアプリの中から必要なものを組み合わせることで、オリジナルのECサイトを作ることができます。受注処理や出荷指示を自動化するなど、EC事業の業務効率化に成功した事業者様もいらっしゃいますし、先進的なデジタルマーケティングを実現するためにShopifyを活用する事業者様も増えています。
例えば、実店舗を持つ事業者様が、POSとShopifyを連携し、オンライン・オフラインを問わずあらゆるチャネルのデータをシームレスにつないだ上で、会員の属性や購買履歴にもとづいてワン・トゥ・ワン・マーケティングを行うといった取り組みです。あらゆるチャネルで統一された顧客体験を提供する「ユニファイドコマース」を目指すことがグローバルのトレンドになりつつある今、日本でもユニファイドコマースを実現するためにShopifyにリプレイスする事業者様も出てきていますね。
機能拡張する際に押さえておくべきポイント
AMS 古田: ShopifyでECサイトの機能を拡張していく際は、どのような考え方で開発すると成功しやすいと思いますか?
Shopify岡村:開発方針は事業者様ごとに千差万別ですが、開発にかかる時間やコスト、ローンチ後の運用のしやすさなどを踏まえると、まずはプラットフォームに標準で備わっている機能をベースにECサイトを構築し、足りない部分をアプリで補うことを推奨しています。
そして、既存のアプリでは実現できない機能がある場合には、システムをカスタマイズして個別に機能開発を行うと良いでしょう。
AMS 財津:弊社がこれまで、数多くのECサイトを構築してきた経験を踏まえても、システムそのものをカスタマイズするとローンチ後の保守やセキュリティ対策などの負担が重くなりやすいため、アプリで機能を拡張できるShopifyは運用フェーズにおいてもメリットがあると感じています。
Shopify岡村:おっしゃる通り、アプリを活用すればシステムそのものをカスタマイズする場合と比べて、初期費用を大幅に削減できるのはもちろんのこと、運用フェーズのコストダウンにつながる可能性も大いにあると思います。

(左から)株式会社AMS 財津一晃、近藤春来、Shopify Japan株式会社 岡村純一氏、株式会社AMS 古田俊雄、石井陽平
Shopifyについて
カナダのオンタリオ州オタワで創業したShopify(ショッピファイ)は、世界トップクラスのコマースプラットフォームやコマースに不可欠なサービスを提供します。起業家から中堅中小企業、大手企業まで、あらゆる規模の小売業のコマースの立ち上げからマーケティング、事業拡大、運営までを単一のプラットフォームで実現します。世界175 カ国以上で展開され、「すべての人に、より良いコマース体験を」のミッションのもと、スピード、信頼性、セキュリティを重視した設計のプラットフォームとサービスにより、オンラインや実店舗、あるいはその融合された場所でも、世界中の顧客に寄り添った、満足度の高いお買い物体験を実現します。
詳細はこちらをご覧ください:https://www.shopify.com/jp