ブランド価値の向上——そのために必要なことを村井は、
(1)そのブランドの社会性・個性を明確化する
(2)ストーリーを持たせる
(3)プロミス(約束)を果たす、以上の3つだと言います。

「これを実現するためは、単なるEC業者では対応できません。ECシステムに加え、物流、制作、マーケティング、プロデュース・コンサルティング……その他すべての担当者が個々に高い能力があるのに加え、アパレル業界、そしてそのブランドについての深い理解が必要です。

また、目の前の仕事だけでなく、未来のソリューションのあり方も見据えて取り組めなければなりませんので、非常に優秀な人材がAMSでは求められています」そう語る村井自身も、現状だけでなく未来を見据え、さまざまな構想に着手しています。その視点はファッション業界にとどまらず、日本の流通全体に向けられています。

「おそらく100年後も、流通は『在庫のムラ』という同じ問題を抱え続けると思います。それを毎秒単位で解決し、その商品のブランド価値を向上させ続けられるパートナーであり続けたい。そのためにAMSは、まだまだやるべきことがたくさんあります」

社長に就任してもうすぐ1年。20年を経て取り組んできた村井の流通改革の遺伝子は、AMSに着実に息づきはじめています。